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家族と共に成長する家 植本計画デザイン植本俊介×(株)長野工務店

 「プロトハウス」がプロデュースしている住宅プロジェクト。建築家と工務店がコラボレーションし、地域の気候風土に合ったプロトタイプ型住宅を提案しています。テーマは「子育てを応援する家」です。この住宅プランをベースに建て主のご要望も入れ、デザイン性と住み心地を両立させた注文住宅をつくります。全国で15組の建築家×工務店のグループが選定され、私は東京下町地域を担当しています。システムの概要については、プロトハウスの一町一家運動の家のサイトをご覧下さい。

「自然に触れあえる、東京下町・3階建の家」

 東京特に下町地域は建物が建て込んでおり、遊び場も少なく、決して子育てに恵まれた環境とは言えません。子供の健全な発育を促す上では、ほんのわずかであっても土や緑といった自然に触れあえる空間が必要です。このプランでは1階を地面との結びつきを強めた「土間フロア」とし、土と緑に触れあい砂場遊びもできるような坪庭的なスペースとしています。

 一方、ライフサイクルの視点で見ると、子育てといっても実は子供の成長段階に応じて求められる内容は異なります。しかも子供の成長に伴い「個」の空間が必要になるのはせいぜい10年位であって、子供が巣立ったあとはもぬけの殻になってしまいます。

 このモデルプランでは、平面的にも立体的にも「家族の変化に対応できる仕掛け」を用意しています。平面的には「コアスペース」に対してL字の「バッファーゾーン」を設け、庭やテラスや特徴的なスペースユニットを付加できるようになっています。立体的には、2階をLDKフロア、1階を土間フロア、3階は2階の吹抜を見下ろせる屋根裏フロアとし、階ごとに使い分けができるようになっています。3階を主寝室、1階を子供部屋という使い方も可能ですし、1階は親子共に楽しめるガレージルームや趣味の部屋として使うことも可能です。

◆図面はこちら

◆子育てを応援するアイディア1

 「バッファーゾーン」は内部と外部が交錯するエリア。坪庭、テラスやサンルーム、スタディー、タタミコーナーなど親子共に楽しめるユニークな空間を付け加えていくことが可能です。

◆子育てを応援するアイディア2

 1階のマルチスペースは3人くらいであれば分割して使うことも可能です。子供が巣立った後は、老後の趣味のスペースやカフェやスタジオなどのコミュニティースペースにもなります。

◆構造

 構造はこのプロジェクト全体での統一ルールとして、「SE構法」を採用しています。構造材に集成材しか使えないなどのディメリットもありますが、在来構法よりも壁を減らせる、大臣認定を受けた構法なので全棟構造計算書が付き3階建も可能などのメリットがあります。そのようなSE構法の特徴を生かしたオープン可変性のあるプランとしています。

◆設計DATA

 ・敷地面積

100.00m2 (30.3坪)

 ・建築面積

 56.20m2 (17.0坪)

 ・延床面積

120.23m2 (36.4坪)

    1階

 50.80m2 (15.4坪)

    2階

 52.42m2 (15.9坪)

    3階

 17.01m2  (5.2坪)

 ・構造

木造(SE構法)

 ・想定工事費

2500万円(税込)

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