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UEMOT PLANnING & DesiGN OFFice |
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骨太のモダンハウス 弟夫妻から出された要望は、家全体がワンルームのようなつながりを持つこと、ガレージルームを設けること、そして木を生かした本物の家づくりをして欲しいという点でした。 それらを折りこみ居心地の良い住まいを作ることは当然としても、それ以上に彼らの個性を引き出す“何か”が必要だと考えました。ずっと頭の中にあったのは、 民家の持つ力強さや生命力をモダンデザインとして蘇らせたいという思いです。 そこで、門型の木の骨組みやコンクリートの構造体をあらわしで使うことにしました。柱・梁は集成材、天井・壁・床は全て厚さ35mmの無垢板です。1階はコンクリート造を併用しています。屋根と壁が一体となった骨組みによって、「ひとつ屋根の下に暮らす感覚」を作り出すことができました。 家というものは出来た瞬間がはじまりです。住みこなすにつれより愛着が増してゆく、そんな住まいになることを願っています。 |
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林立する木の骨組み | |
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芝生の庭へとつながるリビング | |
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逆から見たところ。夏涼しい庭 |
コンクリートと木のマッチング |
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photo by Yoji Watanabe |
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柱を照らす明かり |
夕暮れの明かり |
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photo by Yoji Watanabe |
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木の骨組みによって上下にも結ばれる空間 | |
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階段 |
2Fのテラスはひなたぼっこに最高 |
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photo by Yoji Watanabe |
洗面とフロはこの家のもうひとつの表情 |
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◆林立する骨組みによるヒダや陰影のある空間 建物は骨組みだけの時が最も生命力がある、そう感じたことは一度や二度ではありません。仕上げが施され完成した状態は美しいには違いないですが何かが失われた感じがします。仕上中心の今の建物は、単にうわべだけの美しさで、せっかく苦労して作った柱や梁は裏方としての役割しか果たしません。構造と空間が一致している昔の建物の方がはるかに生命力があり、感動がありました。良くあるぺらぺらなものではなく、ヒダや陰影のある空間を作りたいと思いました。 林立する木の骨組みがこの家の最も大きな特徴です。1階は柱を減らしてすっきりさせるためコンクリート構造とし、2階を木の連続する骨組みにより見通しの利くダイナミックな空間としています。家の中心となるリビングは空間的にも構造的にも1階と2階との接点となるよう、ここだけは、2階の骨組みを1階に降ろしています。骨組みは、空間に強い方向性を与えると同時に不思議なスケール感を醸し出しています。間隔は90cmピッチであえて細かくし、空間を逆に広く感じられるようにしています。 小さな家の宿命はいかに空間を広く感じさせるかということです。この家では、単にドカンと大きなスペースを取るのではなく、違った性質を持つスぺースを少しずつ重ね合わせていくことで、むしろ自然な広がりが生まれることを意図しています。さらに、リビングから庭、タタミルームからテラスへと、外部に対しても自然につながってゆき、廊下や階段もスペースの延長として考えています。 コンクリートと木の使い分け、天井の高さの差、開口の取り方なども工夫し、リズムとメリハリのある空間としています。必要なところには建具を入れ、場面場面で空間を区切って使えるようにもなっています。そうすることにより、日常の生活だけでなく、友達が大勢集まってのパーティーなどにも無理なく対応することが可能となります。 大小さまざまの開口部からは光や風が柔らかく降り注ぎ、しかも季節や時間によってその表情は変化します。「いつまでいても飽きない居心地の良い住まい」がここに実現したのです。 この家では、ありきたりの材料ではあっても素材そのものが持つ質感をそのまま出すことを心がけています。吸湿性や断熱性といった木本来の性質を生かすためにも、無垢の木や集成材を使う方が好ましいことは言うまでもありません。 コンクリート、節だらけの羽目板、つぎはぎだらけの集成材が醸し出す質感は少々荒っぽいには違いないですが、きれいにお化粧された空間とはまた違った迫力ある空間が出来たのではないかと思っています。 | |
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正面夜景 |
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正面 |
裏の道路から |
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◆敷地 なかなか希望の土地が見つからなかったことから、変形の敷地を探すよう助言しました。一般の人は変形の敷地を嫌います。しかし、変形の方が敷地の個性を生かせる場合があります。変形の敷地に対して建物はあえて矩形にし、余った土地をうまく活用するよう考えています。 ◆配置 敷地は、袋小路の突き当たりで奥側が開けています。したがって、建物を目一杯横長に置き、敷地の間口を最大限活用しました。表と裏とを隔てることで、裏側にプライベートな雰囲気を持たせています。余りの部分を単に余りとせず、庭や駐車場として有効活用しているので敷地の広さは数字以上です。 ◆構造 木造部分は、短手方向は木造の門型の柱梁で支えており、長手方向は柱の外側の羽目板で支えています。桁はなく、筋交などもいっさい用いていません。木造では仕口部分への力の集中が弱点となるので、均一な面として全体的に力を分散させています。方向によって構造方式を変えることで空間的な方向性も明快になりました。 壁の羽目板は構造であると同時に内装仕上も兼ねています。単に柱の外側に羽目板を打ち付けているだけなので、施工が簡単でしかも内側からは釘がいっさい見えないという利点もあります。 | |
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オーナー |
若夫婦(弟夫妻) |
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用途 |
住宅 |
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主体構造 |
RC造+木造、2階建 |
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敷地面積 |
約128m2(39坪) |
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| 延床面積 | 約90m2(27坪) | |
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構造設計 |
SIGLO建築構造事務所 |
山口吉紀 |
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設備コンサルタント |
五十嵐設備設計 |
五十嵐隆一 |
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施工 |
新幸建設 |
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竣工 |
2001年6月 |
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| 本体工事費 | 約1980万円(73万円/坪) | |
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◆掲載 |
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TV朝日「渡辺篤史の建もの探訪」 2002年1月12日放送 |
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マンスリー・m 2002年1月号 |
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Memo(男の部屋) 2002年1月号 |
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Memo別冊 106人の家づくり人 (2002年1月発売) |
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STYLE HOUSE #04(2002年2月発売) |
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住まいの設計 2002年5月号 |
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すてきな家づくり もっと広く住む工夫500の実例集(2002年3月発売) |
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はじめての家づくりBOOK No.22 小さくても住みよい家の大実例集(2002年4月発売) |
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エイムック515 建築家と建てる理想の家(2002年4月発売) |
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