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左の既存部分に正面のリビング部分を増築。庭に対して雁行配置となり庭との一体感が強まった。 | |
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フルオープンの建具を開けると一体となるリビングと庭。梁、天井はヒノキ。床は道産ナラ。 | |
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photo by shunsuke hirose | |
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テラス側から見たところ。デッキ材は栗。 | |
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photo by shunsuke hirose |
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リビングからキッチン |
敷地には多くのケヤキの巨木が残されている |
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アプローチ側全景。右奥の既存部分に中央の切妻部分を増築。クリ材の門扉は開戸+引戸で構成。 | |
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直線性を強調した玄関アプローチ。床は錆御影石 |
玄関の奥は地窓によって視線の抜けを作っている |
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上から光を取り入れた玄関ホール。壁はワラ入りのエコシックイ | |
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ユーティリティーより洗面。左はバスローブ収納 |
1Fトイレ。リモコンと紙巻器はカウンター埋込 |
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坪庭に面した洗面。坪庭は元浴室だった場所を“減築”して生み出した。鏡はメディシンキャビネット | |
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囲われた庭に面しプライバシーが守られる浴室 |
2Fトイレ。手洗いは洗面にも使える大きめのもの |
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ユーティリティーの洗濯流しは引込収納戸で隠すことができる |
中央だけをオープンにした対面式のキッチン |
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リフォーム前の建物。手前にリビングを増築し、2階バルコニーを延長。離れ(右)との間を玄関とした。 | |
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空間の性質を新しくするリフォーム
リフォームというのは、原状回復の修繕的なものから、大幅にイメージチェンジを図るものまで、いろんなレベルがあると思います。今回は中途半端にやっても大きな改善は望めないし、やるならそれなりに効果があがるものにして下さいというご希望だったので、単なる蘇生術ではなく、工夫によってマイナスを一気にプラスに変え、新しいイメージを生み出すことを考えました。その場合の「新しいイメージ」というのは、造形や表面的なお化粧を新しくするということではなく、「空間の性質を新しくする」ということです。造形要素としては既存部分にならいリシン吹付の壁に瓦屋根としていますが、それは敷地や既存部分の建物も含めた全体の環境としてのクオリティーを上げるための選択です。新しい部分だけが突出して逆に古い部分の価値を損ねてしまうようでは意味がありません。逆に、そうすることで、似たような造形要素でも構成を変えるだけで空間の性質は全く違うものになるという証明にもなったのではないかと思います。 ◆空間の考え方 ○部屋を並べただけの空間から流動的なつながりのある空間へ 既存の家は工務店の設計施工によるものなので、基本的に「部屋を並べた」空間でしたが、それを「流動的なつながりのある空間」に変え、全体を回遊的な動線とすることで、今ひとつ使い切れていなかった空間を生きたスペースに変えました。 ○閉じた空間から庭を生かした開放的な空間へ 次に考えたのは、せっかくの庭が生かされていないことから、内部から外部へ向かって開かれた空間とすることでした。もともとが農家だったため、敷地や建物の配置は境界が明確でない農家的なつくりでしたが、その中で家だけが昔の農家のような開放的な造りから現代的な閉じた作りに変わっていったため、庭との一体感に乏しく、かといってプライバシーも守れない中途半端な状態になっていました。 ○玄関、リビング、水回りはすっきりとした非日常的な空間へ リニューアルする玄関、リビング、水回りは、要素を単純化し、大胆な開口、大胆の光の入れ方で、すっきりとした非日常的な空間としています。 ◆その他の技術的な特徴 ○収納の見直し 既存住宅は、収納もあちらこちらに分散し使いにくい状態でしたので、「モノは使う場所に収納する」という基本に立ち返り、収納計画の全面的な見直しを行いました。 ○プロパンガスからオール電化住宅へ 都市ガスに比べ割高なプロパンガスの供給エリアのため、母屋の部分はガスからオール電化に切り替えました。レンジはIHヒーター、給湯はエコキュートを採用し、床暖房はエコキュートの床暖房を入れました。 ○耐震補強による耐震性の向上 既存住宅は古い基準で造られているため、筋交いが少なく基礎も脆弱なものでした。したがって、増築部分だけでなく、改修部分もいったん床を全部はがしてベタ基礎を打設し、柱・梁・筋交いなどを大幅に補強しました。図面がなかったため、現れた軸組が当初予想と違っていて、仕上を全部はがした段階で再度補強方法の見直しをしました。 ○自然素材の使用 材料は質感や健康面に優れた自然素材としています。既存の住宅がヒノキであったため、構造体はヒノキを使用しました。床材は道産ナラ、壁はワラ入りのエコ漆喰、天井はヒノキおよび能登ヒバ。外部のデッキ材、門扉、ルーバーなどは耐久性に優れるクリ材。洗面・浴室は、壁は大理石モザイク貼り、床はクォーツサイトを使用しています。 | ||||
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場所 |
埼玉県ふじみ野市 |
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構造/階数 |
木造在来工法/2階建 |
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敷地面積 |
約1631m2 (494坪) |
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用途地域 |
第一種住居地域 |
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増改築面積 |
約136m2(41坪)(うち増築面積 約37m2(11坪)) |
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延床面積 |
約376m2 (114坪) |
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設備 |
電気(エコキュート)、給排水、空調、床暖房、TV、電話、インターホン |
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設計・監理 |
植本計画デザイン 植本俊介・中川幸子 |
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構造設計 |
SIGLO建築構造事務所 山口吉紀 |
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設備設計 |
ZO設計室 柿沼整三・清水真紀 |
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施工 |
朝日工務店 内田昌人 |
| 竣工 | 2006年3月 |
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掲載 |
GOODリフォーム2009年9月号 リクルート |
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